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臨床研修制度 インデックス

呼吸器内科 臨床研修について

経験、習得すべき事項

  • 呼吸器疾患患者の予診、身体所見の把握から簡単な検査に基づき診断・治療へのアプローチを実践し検査計画・治療計画を立案できる能力を獲得すること。
  • 気管支鏡検査、胸腔処置などの手技をマスターすること。
  • CT・MRIなど胸部疾患の画像所見の読影が可能となること。
経験が求められる疾患
呼吸器感染症(肺結核を含む)COPD、気管支喘息など閉塞性肺疾患呼吸不全
肺循環障害胸膜・縦隔疾患びまん性陰影を呈する非感染症の肺疾患肺癌

当診療科における研修の特徴

  • 病棟回診 週1回、臨床カンファレンス 週1回に参加し、自分の受け持ち以外の症例についても学習すること。
  • 気管支鏡検査 週2回の他、胸腔処置、血管造影検査は適宜施行し、それらの手技に習熟すること。
  • 希望があれば、呼吸器外科の手術にも見学可能であること。

研修医の皆さんへ

呼吸器内科で扱う疾患としては、肺炎、肺結核に代表される呼吸器感染症、肺気腫や陳旧性肺結核等の慢性呼吸不全、気管支喘息、気管支拡張症に代表される慢性下気道感染症、肺癌に代表される悪性腫瘍など多岐に及んでいます。
特に近年増加の一途にある肺癌については、気管支鏡検査のほか、CTガイド下肺生検、場合により呼吸器外科とも協力して、胸腔鏡、縦隔鏡などを駆使して診断に努めるほか、最新情報に基づく抗癌剤による化学療法も充実しています。
患者さんの状態によっては、通院で施行する外来化学療法の体制も整備されてきました。慢性呼吸不全例については、在宅酸素療法も既に20年の実績を重ね、関係業者とも連携を緊密にとって、多くの患者さんに満足のいく生活を提供できていると自負しております。
また近年、世間でも注目を集めている睡眠時無呼吸症候群についても、専門医を週1回招聘して専門外来を開設し、多くの患者さんに最新の医療を提供できていると考えています。

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