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臨床研修制度 インデックス

脳神経外科 臨床研修について

経験・習得すべき事項

研修の最大の目的は、患者の呈する神経学的症状を正確に把握し、画像所見に基づいた鑑別診断を考察し、治療を的確かつ迅速に行う能力を獲得することにある。

(1)頻度の高い症状・病態
頭痛めまい呂律難麻痺
しびれ痛み脳神経症状 など 
(2)緊急を要する症状・病態
頭蓋内圧亢進による意識障害脳血管障害急性期の意識障害や運動・感覚麻痺
痙攣発作脊髄障害急性期の運動・感覚麻痺
(3)経験が求められる疾患・病態
脳血管障害(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)頭部外傷
脳腫瘍・脊髄・脊髄疾患 

当診療科における研修の特徴

当科の患者構成の6-7割は脳血管障害で、頭部外傷、脳腫瘍、脊椎・脊髄疾患などがこれに続く。脳血管障害は急性期患者がほとんどであり、的確かつ迅速な治療方針の決定のプロセスを学ぶ。 また、患者の呈する多様な神経症状や画像診断についてのカンファレンスや検査・手術に参加し、脳神経外科で扱う疾患やその治療について研修習得する。

診療実績

  • 手術件数

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研修医の皆さんへ

総合病院の勤務医にとって、救急医療は、その専門科にかかわらず避けては通れない仕事です。皆さんが将来任せられる当直業務では、限られた時間の中で適切に疾患を診断し最適な治療を施すことが求められます。怖さもありますが、自らの実力で人命を救助できる、大変重要かつやりがいのある仕事です。
一般的な2次救急医療の中で、脳神経外科疾患の占める割合は比較的高く、中でも頭部外傷と脳血管障害がその大半を占めます。初期研修の間にこれらの疾患を経験することで、将来の救急医療に対する自信を深められると確信しております。当科では選択期間中にできるだけ多くの症例を経験できるカリキュラムを用意しております。短期間でも貴重な経験になりますので、興味をお持ちの方はぜひご連絡ください。

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