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乳腺超音波検査を受けられる方へ

現在、日本人は約22人に1人の割合で乳癌に罹患すると言われています。そんな乳癌も昔は比較的早期より転移をするので、予後が悪いと考えられていました。
しかし、機器の進歩と共に診断や手術の技術が向上し、早期に見つけることさえできれば、完治する可能性が非常に高くなりました。
当院では視触診、マンモグラフィ検査等と共に乳腺超音波検査を導入し、資格を持った乳腺領域超音波検査士が検査にあたっています。そして、その描出率は全国でも非常に高い成績を誇っています。

超音波検査の特徴

乳房の表面にゼリーを塗り、機械を乳房に当てて、癌などの病巣がないかを調べます。
検査時間は10分程度ですが、検査内容によってはもう少しかかる場合もあります。
痛みがなく、放射線被曝の心配もありません。
しこりを作るタイプの癌の発見に適しています。
マンモグラフィで高濃度の乳腺(若い方)でも問題ありません。
どんな組織で構成されているかの評価に有用です。

超音波での見え方

正常乳腺は皮下脂肪組織内に白い部分として描出されます。 一般に表面から表皮層、浅在筋膜浅層の白い線が描出され、そこからクーパー靭帯によって吊り下げられるように乳腺が存在します。 後方では浅在筋膜深層と大胸筋が黒く描出されます。
 

超音波での見え方超音波での見え方

超音波検査を受けるにあたって

生理が終わって2~3日後が最も検診に適しています。
生食パックや脂肪注入などの豊胸術を施行された方は申し出て下さい。 検査を受ける際には上半身は脱衣し、仰臥位でタオルを敷いて胸を進展させ、手は挙上して下さい(上図)。
塗布するゼリーはほとんどが水分で、かぶれたり炎症を起こしたりすることはありません(検査後はティッシュやタオルで清布して下さい)。

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