地域医療支援病院
地域医療支援病院について
地域医療支援病院は、「病院完結型医療」から患者に身近な地域で医療を提供する事が望まれる「地域完結型医療」を構築する体系化の一環として制度化され、都道府県知事が個別に認定する病院です。
当院は「地域の方々の健康維持に貢献し、信頼される病院をめざします」を理念の一つに掲げています。地域の方々の健康増進のための情報と場を提供してその理念を遂行し、また急性期医療を担い近隣の医院や病院との連携と協力による地域完結型医療に貢献して、平成25年11月22日付けで、「地域医療支援病院」に認定されました。
「地域医療支援病院」に求められる役割と当院の取り組みを以下に記載します。
- 「紹介患者さんに対する医療を提供し逆紹介を行なう」ことが求められます。
入退院支援体制の充実と強化に努め、紹介患者さんの積極的な受け入れと患者さんの「かかりつけ医・病院」への転院と在宅の移行を円滑化するために逆紹介を進めています。
- 「医療機器の共同利用を実施する」ことが求められます。
「かかりつけ医」の先生方に、当院のCTやMRIなどの放射線診断や種々の生理機能検査などの医療機器を利用して戴いています。また「かかりつけの先生」と当院主治医との2人主治医体制で診療を行う4床の開放病床を設置して、患者さんが安心して心休まる診療が受けられる体制も整えています。
- 「救急医療を提供する」ことが求められます。
「断らない救急」を徹底し、一般二次救急と「循環器ホットライン」および「ERホットライン」を設置して迅速な救急医療を提供し、地域の皆さんの健康増進に貢献するよう努めています。
- 「地域の医療従事者に対する研修を行う」ことが求められます。
城東・鶴見・旭区医師会との共催で年2回開催の大阪市東部地域医療連携学術講演会を始めとして、地域の医療従事者の専門的な医療知識や技術等の向上に関する多くの種々の研修会、セミナーやオープンカンファランスを開催しています。
これらの取り組みを通じて「かかりつけ医・病院」と協力して地域医療の充実と発展を図り、「地域完結型医療」の一翼を担う「地域医療支援病院」に相応しい病院として全職員が一丸となって尽力しています。