妊産婦さんへ

当院を初めて受診される方

当院の産科・婦人科には産婦人科専門医の資格を持つ医師のほか、 女性医師も在籍し、女性や母子に寄り添った診療で、24時間365日、安全にお産ができるよう取り組んでいます。
また、医師と助産師が連携し、妊婦さん自身が主体的に妊娠・分娩・育児に取り組めるよう継続的な援助を行っています。

  • 受付時間(初診の方)

    8:30〜11:15

  • 休診日

    毎週 土曜日・日曜日
    GW 5月3日~5月5日
    年末年始 12月30日~1月3日

学会出張等により外来医師の変更や、やむをえず休診の場合もあります。ご了承ください。

お産のご案内

医師・助産師による健診

妊婦健診は医師が行いますが、妊娠後期には助産外来として助産師による健診を受けて頂きます。

助産外来

対象となる方 妊娠35~36週で、妊娠経過が正常で医師の許可がある方
ご本人・ご家族の同意がある方
健診スケジュール お一人40分の時間を設けてリラックスした雰囲気で健診を行い、心身共に健康な状態で分娩が迎えられるよう準備を整えていきましょう。
しかし、妊娠・分娩にはどの方にもリスクが伴います。異常が疑われる場合は、医師の診察を受けて頂きます。助産外来では、医師と助産師が連携して診察にあたります。
健診日時 火曜日・木曜日・金曜日 お一人40分の完全予約制
(ご希望の方は、外来の定期健診の際にお尋ねください)
健診内容
  1. 尿検査・血圧・体重・むくみのチェックをします
  2. 子宮底・腹囲をはかります
  3. 胎児超音波で赤ちゃんの向きと位置を確認します (お顔を見せてくれるかなー?!)
  4. お腹が張っていないか診察して確認します
  5. 赤ちゃんの心音を聞きます
  6. 妊娠中の過ごし方・食事・体重・おっぱいのお手入れなど週数に応じた保健指導をします

その他、困っていることがあれば相談してください

外来助産師による生活指導

助産外来以外にも毎日助産師が外来にいて、生活指導を行うと共に、様々なご相談に応じています。

自然なお産、希望に沿ったお産

分娩は医師・助産師が正常に経過していると判断した場合は、できる限り医療介入を避け、自然なお産をして頂いています。

異常時には医師が医療介入

分娩の進行に異常があると判断した場合には、必要な医療介入(誘発・促進、帝王切開など)を行います。

陣痛促進剤は医師が判断し同意のうえ使用

陣痛誘発・促進剤は、医師が使用したほうが良いと判断した場合に、産婦さんの同意を得た上で使用します。

緊急の帝王切開は麻酔科医立ち合い

緊急の帝王切開術は夜間・休日にかかわらず行うことが可能です。手術は、原則として麻酔科医が麻酔を担当し必要な場合は小児科医も立ち合います。

カンガルーケアや母子同室を実施

赤ちゃんとお母さんのリズムに合わせた母乳育児を推進しており、早期母児接触(カンガルーケア)や分娩翌日からの母子同室(褥婦さんの疲労が強くない場合)を行っています。

35週未満の早産はNICUのある病院へ母体搬送

本院にはNICU(新生児集中治療室)がありません。対応できる早産児は妊娠35週以降です。35週未満で早産が避けられない場合には、NICUのある病院へ母体搬送します。

新生児の異常時には小児科医の診察

新生児に異常が起こった場合には小児科医の診察を受け、必要に応じ小児科管理になります。人工呼吸器による管理や外科的処置が必要なとき、あるいは非常に重症の場合は、周産期センター等への新生児搬送を行うことがあります。

授乳トラブルに対するきめ細かなケア

産後は母乳外来で、助産師による授乳トラブルに対するきめ細かなケアを行っています。
産後2週間めに、お母さんと新生児のケアを行っています(2週間健診)。退院後の育児や心のケアを助産師が担当します。

分娩予約について

電話で分娩予約を取ることはできません

一度受診いただき、医師の診察後にご予約をお取りさせていただきます。
予約状況などによって、お断りさせていただく場合もありますのでご了承ください。
また、既に他院で診察を受けている方は、紹介状をご持参ください。

里帰り出産について

当院での里帰り出産ご希望の方は、分娩予定日が決まれば妊娠20週までに一度当院の産科外来を受診していただき、分娩予約をお取りください。診察受付時間に関しては、当院のホームページをご確認ください。
(※予約状況などによって、お断りさせて頂く場合もありますのでご了承ください)
その後、妊娠35週になるまでに里帰りし、当院を受診してください(電話予約可)。ただし、切迫早産・骨盤位・前回のお産が帝王切開の方は少し早め(33週頃)に当院での受診・健診をお願い致します。

バースプランについて

バースプランとはこういうお産がしたいという計画のことをいいます。
当院ではお母さんやご家族がどのようなお産を望んでいるのか希望などを聞かせていただき、できる限り希望に沿ったお産になるようお手伝いをさせてもらっています。
また、出産後どのように過ごしたいか、母乳育児の希望などについても、バースプランとしてうかがっています。

  • 出産時好きなCDを聴きたい
  • 胎盤を見てみたい
  • 立会い出産をしたい、などなど…

スタッフ一同皆様の満足いくお産のお手伝いができればと考えています。いつでも気軽に相談してください。

母乳育児を推進しています(母子同室)

出産後1日目から母子同室になります(帝王切開の方は2日目からとなりますが、1日目よりおっぱいを吸わせることができます)。産後の疲れがとれない時など、ご希望の際は赤ちゃんをお預かりします。

母子同室の利点

  • 一緒に過ごすことで赤ちゃんの生活リズムがわかってきます。
  • 母乳は吸われることで分泌が増えます。いつでも母乳を吸わせられることで母乳育児がすすめやすくなります。
  • 赤ちゃんはお母さんのぬくもり、におい、声、肌の感触から「心地よい感覚」を教わり、安心し、情緒的な安定へつながります。
  • スタッフがお母さんひとりひとりのおっぱいの状態に応じて指導やマッサージを行い、スムーズな母乳育児につなげていけるようお手伝いさせていただきます。
  • 退院されてからも、母乳育児相談外来で相談をお受けしています。

入院時の持ち物について

診察券・母子手帳・印鑑 常に携帯しておきましょう
産褥ショーツ(3~5枚程度) 生理用・マタニティ用ショーツでもよい
妊娠後期でも履けるサイズのもの
授乳用ブラジャー(3~4枚程度) ワイヤーのないもの
乳房を締め付けないもの(スポーツブラジャーでもよい) 
授乳用ガーゼハンカチ
(5~6枚程度)
のり付けされている物は1度洗濯しておきましょう
部屋着のズボン 必要であれば1~2枚程度
スリッパ
ねまき、バスタオル・タオル、
はし、コップ、ティッシュ、
洗面用具、シャンプー、リンス
入院セットサービス(510円/日)をご利用いただきます。
ねまき・タオル類は適宜お渡しします。消耗品はなくなり次第補充します。
退院時の赤ちゃんの服 入院中の赤ちゃんの服やオムツ等は病院で用意しています
骨盤ベルト 妊娠中より使用している場合は持ってきてください
妊娠中服用されている薬 お薬手帳があればお持ちください
筆記用具
HAPPY BABY冊子 妊娠初期にお渡しいたします
入院申込書 分娩予約時にお渡しします。
記入後、退院までに必ずご提出ください
ベビー用診療申込書
入院患者基本情報 妊娠後期にお渡しします
新生児聴覚検査受検票 自治体で発行されている方のみ
保険証 退院時に必要になります

当院でお産をお考えの方へ

当院では安全にお産ができるように以下の取組みにご協力いただいています。

産科医療補償制度

当院は「産科医療補償制度」に加入しています。
産科医療補償制度とは、お産のときに何らかの理由で重度脳性麻痺となった赤ちゃんとそのご家族のことを考えた補償制度です。

お産の立ち会いについて

  • 陣痛室・分娩室への立ち入りは大人の方1名のみとなります。
  • 立ち会い分娩は経膣分娩のみとなります。お産の進行状況により立ち会いをご遠慮いただく場合がございます。(帝王切開の立ち会い分娩は行っておりません。)

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