泌尿器科 後期臨床研修カリキュラム
概要
診療責任者
部長 : 河 源
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
医師数
常勤医師 3名
(日本泌尿器科学会専門医 2名、日本泌尿器科学会指導医 1名)
特色
- 尿路悪性腫瘍、尿路結石、感染症、排尿障害、尿失禁など泌尿器科疾患全般に対応している。
- 腹腔鏡手術、Endourology等の低侵襲手術を積極的に取り入れている。
- 日本泌尿器科学会専門医制度基幹教育施設である。
診療実績
・年間外来実患者数 | 3,285名 |
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・年間入院実患者数 | 483名 |
・手術件数 | 167件 |
・ESWL件数 | 214件 |
指導スタッフ
部長 | 河 源 | (関西医科大学卒) |
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臨床研究 関西医科大学と連携し、共同研究を行っている。
一般目標
泌尿器科専門医を目指し、泌尿器科の専門的知識を習得し、適切な診療が行える能力を養う。
行動目標
- 泌尿器科に関する各種検査を選択し、実施・評価ができる。
- 外来患者を診察し、診断、治療を決定できる。
- 入院患者の診療を行い、治療方針を決定できる。
- 術前術後の管理、術後合併症の診断、処置ができる。
- 化学療法について、十分な知識を持ち、適切に実施できる。
- 患者・家族に対し、十分な説明が行え、不安なく治療を進めることができるようになる。
研修の内容と目標
1年目
1. 泌尿器超音波、造影検査、内視鏡検査が一人ででき、所見を正確に記載できるようになる。
2. 前立腺針生検、経皮的腎瘻造設などができるようになる。
3. 泌尿器科小手術、ESWLが術者としてできるようになる。
4. TUR-BTなどの内視鏡手術が指導医の下でできるようになる。
5. 外来・入院診療を行う上で、医の倫理に基づいた適切な態度と習慣を身につける。
2~3年目
1. TUR-BT、TULなどの内視鏡手術・陰嚢内手術が一人でできるようになる。
2. 前立腺肥大症の診断、治療方針を決め、実行できる。
3. 前立腺癌、膀胱癌、腎癌を診断し、治療方針を決定できる。
4. 泌尿器緊急疾患(尿閉、精巣捻転等)を診断し、適切な処置ができる。
5. 尿失禁、神経因性膀胱の診断、治療方針を決定できる。
6. 腎摘除術、前立腺全摘除術などが指導医の下で自ら実施できる。
7. 腹腔鏡手術の助手をつとめることができる。
週間スケジュール
午前 | 午後 | |
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月 | 病棟回診(8:00) 手術 | 手術 |
火 | 病棟回診(8:00) | 検査、ESWL、 フィルムカンファレンス、病理検討会、文献抄読会 |
水 | 病棟回診(8:00) | 検査、ESWL、症例検討会 |
木 | 病棟回診(8:00) 手術 | 手術 |
金 | 部長回診(8:00) | 検査、ESWL |
専門医の取得
日本泌尿器科学会の基幹教育施設で専門医の取得が可能である。後期研修開始時に研修医開始宣言を行い、泌尿器科専門医教育施設で4年間(基幹教育施設で2年以上)の研修が必要。専門医研修4年目の9月に専門医試験があり、試験に合格すると審査を経て、専門医研修4年終了後に専門医に認定される。
他科へのローテーション
不可
他施設との協力関係
関西医科大学と協力関係があり、大学病院での研修も検討中。