放射線治療科 臨床研修について
経験、習得すべき事項
- がん診療における以下の基本事項について理解する がん診療におけるEBMの実践法
・がん治療の3本柱(外科療法、放射線療法、薬物療法)の特徴と適応
・緩和治療の意義と手法
・がん診療における多職種チーム医療の役割
・担癌患者に対するコミュニュケーション技術 - オピオイドの使用など、癌性疼痛のマネージメントを実践する
- 骨転移・脳転移などに対する緩和的放射線治療の適応判断を行える
- 放射線治療中患者の急性反応のマネージメントを適切に行える
頻度の高い疾患
頭頸部がん | 食道がん | 肺がん | 乳がん | 骨転移 | 脳転移 |
当診療科における研修の特徴
放射線治療科病床を保有しており、担当医としてベッドサイド診療を実践する。
たとえば、進行期、患者の癌性疼痛の対処、とくにオピオイドの使用について経験を積むことができる。また、ターミナル症例のお看取りをすることも多く、緩和医療についての知識、技術が習得できる。頭頸部がんや食道がんについては化学療法も実施しており、有害事象対策も学ぶことができる。
領域にかかわらず、がんに関わる診療科に進む研修医にとって、多くの知識や経験を体得できる研修を提供している。