血液・リウマチ内科 臨床研修について
経験、習得すべき事項
(1) 当科で経験できる可能性の高い症状、所見の鑑別診断
発熱 | 全身倦怠感 | リンパ節腫脹 | 貧血 | 出血傾向 |
関節痛 |
(2) 頻度の高い疾患の理解と治療
鉄欠乏性貧血 | 再生不良性貧血 | 溶血性貧血 | 巨赤芽球性貧血 | 急性白血病 |
慢性骨髄性白血病 | 悪性リンパ腫 | 多発性骨髄腫 | 骨髄異形成症候群 | 特発性血小板減少性紫斑病 |
播種性血管内凝固症候群 | 全身性エリテマトーデス | 慢性関節リウマチ | 血管炎症候群 | 敗血症 |
当診療科における研修の特徴
主に血液・免疫系疾患を担当する当科では、上記のような全身性疾患の患者を受け持ち、基本的な診察法、各種穿刺法などを含む臨床検査、輸血や感染症対策など基本的治療を修得する。種々の臓器の病変についての鑑別診断のために他の専門各科と連係して内科全般を学ぶことができる。また造血器悪性疾患の化学療法を行いつつ、その効果・副作用などの理解を深める。終末期医療も学ぶことができる。
診療実績
- 入院患者・死亡患者の疾患(主病名)別内訳
研修医の皆さんへ
当科では、白血病、リンパ腫、骨髄腫など造血器悪性疾患、その他の血液疾患、関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど膠原病の患者さんを専門的に診療しています。また不明熱など臓器系が不明な全身症状にも対応しています。緒臓器系に関係するので、他の専門各科と連係して内科全般を学ぶことができます。
毎日指導医と共に回診をし、週1回必ず科全員でカンファレンスをして、症例検討をしながら、基本的な診察法、各種穿刺法などを含む臨床検査、輸血や抗菌薬など治療の基本を経験しながら学ぶことができます。また造血器悪性疾患の化学療法を行いつつ、抗がん剤の効果・副作用などの理解を深めます。病理医、放射線科医や関連各科医が加わるリンパ腫カンファレンスを毎週していますが、病理診断、画像の見方も併せて学ぶことができます。終末期医療も経験することができます。剖検にも力をいれています。やさしく丁寧に 指導します。