大規模災害訓練

大規模災害訓練

10月13日(日)に、第6回大規模災害訓練を実施しました。城東消防署、城東警察署、城東区役所、城東区医師会、近隣医療機関の方々や、大阪済生会野江看護専門学校の学生さんにご協力いただき、当院の職員合わせて総勢約180名での訓練となりました。

訓練は大阪市内を震源とする震度6強の地震が発生したと想定し、各部署から報告された被災状況を基に災害対策本部を立ち上げ、トリアージエリアの開設や救急隊からの傷病者受け入れ可否、他院への転送についての判断など、さまざまな場面で本部機能の重要性が求められる内容となりました。また、城東区役所と連携し防災無線やLINEを活用した情報伝達訓練を同時に行いました。
トリアージ訓練では、傷病者役の学生さんが正面玄関前に設置したトリアージポストに次々と訪れると、緊迫した空気の中、医師や看護師、事務職員などが協力しながらトリアージを行い、緊急度や重症度に応じて色分けされたエリアへ搬送し、処置や処方の指示など真剣な表情で取り組んでいました。
訓練後半には、地震発生に伴う津波襲来を想定し、1階に設置している災害対策本部や多数の傷病者を2階へ避難させるため、エレベーターやエスカレーターが使用できない状況の中、担架や毛布を使用し人力で垂直避難を行いました。

今回の大規模災害訓練を通して、職員一人一人が災害発生時に限られた医療資源で「何ができるのか」「何をすれば良いのか」など、日頃から災害への備えを考える機会となり、多くの学びを得ることができた訓練となりました。
※『トリアージ』とは…多数の傷病者が同時に発生した場合、傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行うために、傷病者の治療優先順位を決めること。

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