
部長 嶋 千絵子 / 眼科
Q1.視力低下の原因にはどのようなものがありますか?
白内障、緑内障、黄斑疾患を含む網膜疾患のほかに、老眼やドライアイなども考えられます。
眼科へ受診して初めてみつかる疾患もありますので、自覚症状があれば眼科を受診ください。
Q2.白内障とは何ですか?どのような治療法がありますか?
加齢現象で、だれもが生じる目の中のレンズの濁りです。治療は手術となります。
Q3.緑内障とは何ですか?早期発見の方法と治療法について教えてください。
早期は自覚症状がないため、検診を受けないと発見できない疾患です。進行すると視野が狭くなりますが、そうなってから治療を始めても失った視野は元には戻りません。
治療は進行予防の点眼や手術を行います。
Q4.加齢黄斑変性症とは何ですか?どのような予防法がありますか?
加齢で生じる網膜の中心部分の障害で、中心暗点や変視症、視力低下の自覚症状が出現します。
喫煙がリスクとなりますので、禁煙が予防としては考えられます。
Q5.眼精疲労の原因と対策について教えてください。
老眼のでる年齢の方に多い加齢現象ですが、普段眼鏡なしで生活している方は、老眼鏡を使うことが対策となります。
Q6.ドライアイの症状と治療法について教えてください。
かわいたり、涙がでたりするだけでなく、くしゃくしゃころころ、いろいろな不快な症状がでてきたり、視力が変動したりします。
治療は涙液補充の点眼や、涙点プラグ、眼瞼を温めてマッサージするなど、原因に応じて選択します。