副院長 山岡 新八

副院長 山岡 新八 / 呼吸器内科

Q1.喘息はなぜおこるのでしょうか?

喘息は何らかのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)の吸入や気道の感染等により気道が炎症を起こすことによって発症します。気道が炎症を起こすと内腔が腫れるため狭くなり、咳、痰、喘鳴、呼吸困難などの症状が出現します。


Q2.咳喘息と喘息の違いはなんですか?

病態は根本的には同じです。気道が炎症を起こすと外界からの刺激(例えば冷気、紫煙など)に対して敏感になり、その刺激により咳が誘発されます。これが咳喘息です。更に病状が進むと気道が狭くなり、喘鳴(ぜんめい:呼吸をするときにゼーゼーやヒューヒューなどの音がすること)や呼吸困難など喘息特有の病状が出現します。


Q3.肺炎はなぜおこるのでしょうか?

通常世間で知られている肺炎は感染症で外界から病原微生物が肺の中に侵入して炎症を引き起こすことにより発生します。病原微生物は通常は口腔、鼻腔から咽頭、喉頭を経て侵入してくるため、肺炎の発症には通常上気道の感冒症状が先行することが多いのです。


Q4.肺を鍛える方法はありますか?

肺を鍛えるとは言い換えれば呼吸機能を良くすることと思います。運動することが最も良い方法と思いますが、それが難しい場合には笛などの管楽器を演奏することや仰臥位で腹の上に重しを乗せて腹式呼吸をする方法などがあります。当然のことですが長期にわたって毎日行うことが重要です。

インタビュー一覧

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