入院中の食事は「治療の一環」として、適正な衛生管理のもとで、患者さんの病態に適した「安全・安心で美味しい食事」の提供に努めています。主治医の指示に基づき患者さんの食事摂取状況を確認し、病状に応じた食事内容の提案・調整を行っています。より良い食事の提供と適切な栄養管理により、治療・回復に貢献したいと考えています。
医師の指示に基づいて、個別に栄養指導を実施しています。糖尿病や腎臓病など慢性疾患の食事療法やがんの術後、化学療法時の栄養補給についての相談など種々の食事に関する指導を行っています。外来の栄養相談室、または、入院中の場合はベッドサイド、病棟のカンファレンスルームなどで実施しています。
▸指導時間:1回30分程度、平日9時~16時30分の間(外来:予約制)
医師の指示に基づいて、糖尿病食事療法の基本について集団栄養指導を実施しています。原則、入院患者さんのみの対応となります。毎週1回、病棟のカンファレンスルームで実施しています。
※参加には医師の指示が必要ですので、ご希望の方は主治医にお申し出ください。
病院の食事は一般食(常食、妊婦食など)と特別治療食(糖尿病食など)に分かれており、医師の指示により患者さんの病状に合わせた食事を提供しています。
▸食事の提供時間は朝7時30分、昼12時、夕18時です。
▸一般食の患者さんには、毎週水、木、金曜日の朝食と夕食に選択メニューサービスを実施しています(年末年始やその他行事食等がある場合は中止する場合があります)。
咀嚼・嚥下機能障害のある方に「嚥下食」を提供しています。日本摂食・嚥下リハビリテーション学会提唱の学会分類2021に基づいて4段階の形態の食事を提供しています。
水分にとろみが必要な場合の粘度は「中間のとろみ」で提供しています。
季節ごとにカードを添えて行事食を月に1回程度提供しています。
・赤飯・水炊き風・煮〆・祝肴
・巻き寿司・いわしのかつお煮・清汁・辛子和え・福豆
・ちらし寿司・清汁・菜の花の白和え・ひなあられ
・高菜炒飯・醤油ラーメン・彩り野菜サラダ・かしわもち
・ごはん・七夕そうめん・鶏肉の磯部揚げ・茄子のごまだれかけ・七夕ゼリー
・ごはん・うなぎ入り卵焼き・なすの味噌炒め・すりながし汁・葛まんじゅう
・寿司盛り合わせ・炊き合わせ・清汁・おはぎ
・ごはん・グラタン・キャベツとたまごのサラダ・きのこのコンソメスープ・ハロウィンデザート
・ごはん・タンドリーチキン・ブロッコリーとマカロニのサラダ・ミネストローネ・クリスマスデザート
・カルパッチョ・コーンスープ・ステーキ~トリュフソース~・ライス・デザートプレート
栄養情報提供書
入院患者さんが他の医療施設などへ転院、通院される場合、必要に応じて当院での食事内容や摂取状況などを記載した栄養情報提供書を作成し、退院時の書類とともに転院先施設へお渡ししています。