乳腺外科department

概要

ご挨拶

乳腺外科は主に乳がんの診療を行っています。
乳がんは女性がかかりやすいがんのひとつで、最近では女性の約9人にひとりが乳がんになると言われています。乳がん診療においては最新の知見にもとづいて検査や治療を行っています。乳がんの治療そのものだけでなく、がん治療に関連するさまざまな悩みを解決したり、安心して治療を受けていただくための各種のサポートができるように心がけています。さまざまなスタッフが連携して関わるチーム医療にも力を入れています。
乳がん以外の良性の疾患、症状にも広く対応しております。乳房の症状が気になる場合はご相談ください。

診療内容

乳がんの治療には手術、放射線療法などの局所療法や、ホルモン療法、化学療法(抗がん剤)、標的療法などの全身薬物療法があります。個々で異なる乳がんの性質や進行度を詳しく調べた上で、最新の知見にもとづいてこれらの中から適切な方法を組み合わせて治療を行います。
手術については、現在の標準的な手術に対応するとともに、形成外科と連携した乳房再建手術も行っています。
薬物療法では、遺伝子変異の有無を踏まえて使用する薬剤や免疫チェックポイント阻害剤などの新規薬剤が用いられるようになりました。また術前の薬物療法の反応性から術後の補助療法の薬剤を検討する新たな治療戦略などの個別化医療の考え方が進んでいます。
このように細分化した乳がん診療にあたり、医師だけでなく看護師や薬剤師、その他のスタッフがそれぞれの専門性を活かしながら連携して患者さんを支えるチーム医療に力を入れています。
乳がん患者に対して同じ立場の方によるサポート(ピアサポート)ができるよう、乳がん患者会「なでしこ会」の活動も行っています。

主な疾患

乳がん

女性がかかりやすいがんのひとつです。乳がんに必要な検査や治療(手術や薬物療法など)について最新の知見にもとづいた診療を行っています。

良性乳腺腫瘤

乳房にできる良性の腫瘤として線維腺腫や乳管内乳頭腫などがあげられます。経過観察する場合が多いですが、必要に応じて摘出手術を行っています。

乳腺炎

授乳期に乳汁がうっ滞することや、細菌感染が原因で炎症が広がることがあります。症状が強い場合は外科的な処置(切開して膿を出すなど)が必要な場合があります。

女性化乳房症

男性の乳頭周囲に痛みを伴うしこりができる原因として最も多いものです。女性化乳房症そのものは良性の変化ですが、男性の胸のしこりのなかにはごくまれに乳がんが含まれることがあります。男性も乳房に気になる症状がある場合はご相談ください。

医師紹介

  • 藤澤 憲良

    藤澤 憲良
    ふじさわ のりよし

    役職 部長
    資格

    日本外科学会(専門医)
    日本乳癌学会(乳腺専門医・指導医)
    日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
    検診マンモグラフィ読影医師

  • 吉田 朱里
    よしだ あかり

    役職 医長
    資格

    日本外科学会(専門医)
    日本乳癌学会(認定医)
    検診マンモグラフィ読影医師

  • 大林 亜衣子
    おおばやし あいこ

    役職 医員
    資格

    日本外科学会(専門医)
    日本乳癌学会(乳腺専門医)
    日本遺伝性腫瘍学会(専門医)
    検診マンモグラフィ読影医師
    日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

外来担当医表

午前 C-9 予約外来
藤澤
手術 予約外来
藤澤
C-10 予約外来
大林
予約外来
吉田
D-3 藤澤 吉田 大林 吉田
(第1,3,5週)
大林
(第2,4週)
午後 C-9 手術 手術
C-10

10月10日(木)の乳腺外科の診察は、紹介・予約の方のみの受付となります。ご了承ください。

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