消化器外科
診療内容
消化器外科では食道・胃・大腸・肝臓・胆道・膵臓等の消化器癌を主体として、胆石症・虫垂炎・腹壁ヘルニア等の良性疾患も広く手術による治療を行っています。
食道癌、肝臓癌、胃癌、大腸癌、胆石症、虫垂炎、鼠径(腹壁)ヘルニア等、ほとんどの疾患で腹腔鏡手術が行われており、全身麻酔手術の70%以上に増加しています。
腹腔鏡手術は傷が小さく、痛みが少なく、入院日数が短いなどの患者さんに優しい手術であり好評をいただいています。また専門の設備を整えた腹腔鏡専用手術室を完備し、緊急手術にも対応できる体制を整えています。
各種の癌に対する治療方針は、消化器センターとして消化器外科、消化器内科、放射線診断科・放射線治療科との合同会議(キャンサーボード)を毎週開催し、それぞれの患者さんに最も適した治療法を決定していきます。
高度進行癌に対しては術前、術後の癌薬物療法、放射線治療を積極的に導入しています。
切除不能例であっても、あきらめる事なく、食道癌、胃癌、大腸癌、転移性肝癌、膵癌、GISTに対する術前化学療法や直腸癌に対する術前放射線化学療法など、科学的根拠に基づいた最新の治療を行っております。術前の癌薬物療法や放射線療法は腫瘍の縮小を図る事で、胃や肝臓の切除範囲や直腸癌のリンパ節郭清範囲を縮小し、より低侵襲でQOL(生活 生命の質)を重視した手術や、排便排尿などの機能温存手術にも確実につながっています。
鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡手術(TAPP法)は年間200例を超え、全国でも有数の症例数を誇ります。
全身麻酔下に腹腔内よりメッシュを挿入する手術で、患者さんの負担は少なく97%以上の方が手術の翌日に退院され、早期の社会復帰が可能です。再発率は0.5%であり手術成績も満足できる結果となっています。
癌性疼痛治療など、早期からの緩和治療にも積極的に取り組んでおり、専門の経験を持ったチームで診療にあたります。セカンドオピニオンにも積極的に対応させていただきます。
診療担当・日時
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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午前 | C-7 | 足立 | 交代制 | 太田 | 交代制 | 足立 |
C-9 | 岡村 | – | 壷井 | – | 伊藤 | |
C-10 | 石田 | 李 | 水上 | |||
– | 予約外来 足立※ |
D-3 関岡 |
予約外来 足立※ |
予約外来 太田 |
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午後 | C-7 | 水上 | (手術) | 予約外来 太田 |
(手術) | 太田 |
C-9 | 石田 | 伊藤 | 壷井 | |||
C-10 | 沈 | 岡村 | 李 |
※原則として紹介が必要となります(セカンドオピニオン外来)
診療実績
2021年 手術症例数
(単位:件)
全手術数(外来手術を含める) | 1,007 | |
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鏡視下手術 (補助下手術を含む、EMR・ESDは含まず) |
535 | |
全麻手術数 | 789 | |
緊急手術数 | 255 |
術式別手術件数
(うち鏡視下手術) | ||
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食道癌切除術 | 3 | 3 |
幽門側胃切除術(幽門保存切除術を含む) | 17 | 17 |
胃全摘術(噴門側胃切除術を含む) | 6 | 6 |
結腸切除術 | 94 | 65 |
直腸前方切除術(ハルトマン手術含む) | 51 | 23 |
直腸切断術 | 6 | 6 |
肝切除術 | 17 | 8 |
膵頭十二指腸切除術 | 6 | 0 |
膵体尾部切除術(胃癌手術に伴うものは除く) | 5 | 0 |
膵切除術(その他) | 0 | 0 |
胆嚢摘出術 | 121 | 113 |
脾摘術 | 1 | 1 |
虫垂切除術 | 102 | 101 |
ヘルニア手術 | 200 | 169 |
良性肛門疾患に関する手術 | 105 | 0 |
小児外科手術 | 6 | 6 |
臨床試験について
スタッフ紹介
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副院長 足立 幸人
[専門医・認定医] |
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部長 太田 秀一
[専門医・認定医] |
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診療部長 伊藤 鉄夫
[専門医・認定医] |
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副部長 水上 陽
[専門医・認定医] |
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副部長 壷井 邦彦
[専門医・認定医] |
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医長 関岡 明憲
[専門医・認定医] |
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医長 岡村 昌彦
[専門医・認定医] |
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医員 李 悠
[専門医・認定医] |
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医員 石田 叡
[専門医・認定医] |
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医員 沈 由剛 |