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脳卒中センター

診療内容

脳卒中とは、脳に突然生じる血管障害の総称で、脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血のいずれかの病型で発症します。それらの疾患は、運動機能・言語理解・精神活動といった人間活動における重要な機能に障害を生じることが多く、寝たきり高齢者の約6割は脳卒中によるものといわれています。高齢化をむかえた現代社会において、脳卒中は克服すべき疾患の筆頭にあげられているといっても過言ではありません。しかし、脳卒中の大部分は、一刻を争う緊急の対応と、高度な診断・治療技術が要求されます。脳卒中ガイドラインによると、脳卒中の治療は、急性期から専門病棟で行うことで、死亡率の減少、入院期間の短縮、自宅退院率の増加、日常生活能力の質の改善、などが明らかにされています。

当院では『一人でも多くの脳卒中患者を発症初期から診療し元気に社会復帰していただく』をモットーに、脳神経外科医、脳神経内科医、救急集中治療医、脳血管内治療医、脳卒中認定看護師を中心とした専門看護スタッフ、専任の理学・作業・言語療法士、薬剤師が、「脳卒中センター」を構成し、入院初日から密度の高い治療・看護・リハビリテーションを行う体制を整えています。同時に、緊急開頭手術・血管内治療・超急性期血栓溶解療法(TPA)にも対応可能な脳卒中専用集中治療病棟(HCU:6床)を併設いたしております。当センターは、城東・鶴見区を中心とした周辺医療圏の文字通り「中心」となって、地域の皆様を脳卒中から守る「大きな砦」となるよう努めてまいります。
 

一次脳卒中センター(PSC)に認定されました

当院は、一般社団法人日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)に認定されています。

一次脳卒中センター(PSC)とは

「地域医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(rt-PA静注療法を含む)を開始できる」施設のことです。
→詳しくはこちら(外部リンク:一般社団法人日本脳卒中学会)

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診療実績

2022年 脳卒中入院患者数

(単位:人)

  脳梗塞 脳内出血 くも膜下出血
脳神経内科 115 14 3 132
脳神経外科 74 38 35 147
189 52 38 279

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スタッフ紹介

photo センター長 兼 脳神経内科部長 河野 隆一

[専門医・認定医]
日本神経学会(神経内科専門医・指導医・代議員)/
日本内科学会(認定内科医・総合内科専門医)/
日本認知症学会(専門医・指導医)

副センター長 兼 脳神経外科部長 別府 幹也
[専門医・認定医]
日本脳神経外科学会(専門医・指導医)/
日本脳神経血管内治療学会(専門医・指導医)/
日本脳卒中学会(専門医・指導医)/日本脳卒中の外科学会(技術認定医)/
日本神経内視鏡学会(技術認定医)
photo 脳神経内科 医長 岡田 洋一郎

[専門医・認定医]
日本神経学会(神経内科専門医・指導医)/
日本内科学会(認定内科医・総合内科専門医・指導医)/
日本脳卒中学会(脳卒中専門医)

photo 脳神経内科 医員 前田 和彦

[専門医・認定医]
日本神経学会(神経内科専門医)/
日本内科学会(認定内科医)

photo 脳神経内科 医員 堀口 美香

[専門医・認定医]
日本専門医機構(内科専門医)

photo 脳神経外科 医員 桑島 琢允
[専門医・認定医]
日本脳神経外科学会(専門医)/
日本脳神経血管内治療学会(専門医)/日本脳卒中学会(専門医)

脳卒中センター構成 

医師部門

脳神経外科(2人)、脳神経内科(6人)、救急集中治療科(3人)

薬局

薬剤師(1人)

看護部

脳卒中認定看護師(1人)、
専任看護スタッフ(15人)

リハビリテーションスタッフ

理学療法士(1人)、作業療法士(1人)、言語療法士(1人)

栄養管理科

管理栄養士(1人)

事務系

医事課(1人)、地域医療連携課(2人)

「ここ大事!ひと目でわかる脳神経外科&ケア」刊行のお知らせ

当院 篠原つぐみ看護師長の共著「ここ大事!ひと目でわかる脳神経外科&ケア」(日総研出版)が刊行されました。

当院での治療経験を基に、脳神経の解剖や病態、画像診断や看護などが分かり易く解説されています。
主に看護学生や新人看護師を対象とした本ですが、一般の方でも十分理解できる内容になっています。
脳神経の病気や治療に興味のある方は是非一度手に取ってみてください。

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