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泌尿器科

診療内容

泌尿器科では、尿を作る腎臓(じんぞう)、作られた尿の通り道である尿管(にょうかん)、尿をためる膀胱(ぼうこう)、膀胱からの尿の出口である尿道(にょうどう)や、前立腺(ぜんりつせん)、精巣(せいそう)、陰茎(いんけい)などの男性生殖器、さらに腎臓のそばにある副腎(「ふくじん」といい、大切なホルモンを作る部分です)などに起こる病気や異常を診療します。泌尿器科では薬による治療もおこないますが、外科の一部として手術による治療もおこないます。

当院泌尿器科で診る病気と症状

  • 腫瘍(前立腺がん、膀胱がん、腎がん、腎盂尿管がん、精巣がん、副腎腫瘍)
  • 感染症(膀胱炎、前立腺炎、尿道炎、腎盂腎炎)
  • 結石(尿管結石、腎結石、膀胱結石)
  • 排尿の障害(前立腺肥大症、頻尿、排尿困難、尿失禁)

当院泌尿器科の特徴

診療にあたっては、患者さんの希望を第一に、できるだけ体への負担の少ない検査や治療をおこなうことを心掛けています。そのために新しい技術を積極的に取り入れ、より良い検査や治療を行えるよう、日々努めています。

前立腺がん

前立腺がんは最近日本でも増加傾向にあり、中高齢の男性では最も注意すべき悪性腫瘍の一つです。検診などでおこなう血液検査(PSA:ピーエスエー)は非常に役に立つ検査であり、PSAの結果が4 ng/ml以上の場合、すみやかに泌尿器科を受診し、精密検査を受けていただくことをおすすめします。50歳代であれば、PSAは2 ng/ml以上でも注意が必要です。
当院では、精密検査として前立腺の組織検査(生検)を積極的におこなっています。一泊二日の入院で、痛みなどの苦痛が少ないよう十分な麻酔のもとに検査をします。
組織検査で前立腺がんが判明した場合、年齢、がんの悪性度、進行状況により、手術、放射線療法、内分泌治療などの中から、個々の患者さんに適した治療方法を提案します。場合によっては治療をおこなわずに経過をみるだけの場合もあります(無治療経過観察)。いずれの治療も当院にて施行可能です。手術に関しては、痛みがより少なく、手術後の回復が早いとされる、腹腔鏡下前立腺全摘除術をおこなっております。当院は腹腔鏡下前立腺全摘術の認定施設を受けており、通常の保険診療の形でこの手術を提供できるようになりました。

腹腔鏡(ふくくうきょう)下手術

前立腺がん、腎がん、腎盂尿管がんに対する手術は、病気が進行した一部の患者さんを除き、腹腔鏡手術でおこなうようにしています。腹腔鏡手術は、従来の開腹手術と比較して、術後の痛みが少なく、創部の回復や社会復帰が早期に得られるといった大きな利点があります。当科医師2名は、日本泌尿器内視鏡外科学会の腹腔鏡技術認定を取得しており、多くの経験を重ねています。現在の病院の手術室には、最新の腹腔鏡手術用医療器機が備えられており、より安全かつ高度な手術が提供できる環境となりました。
平成28年には浸潤性膀胱癌に対する腹腔鏡下膀胱全摘除術の施設認定を受けました。従来、お腹を大きく切っていたのを腹腔鏡でおこなうことにより、手術による体の負担が非常に少なくすることができ、手術後の入院期間もかなり短くできるようになりました。

前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)

排尿困難(尿が出にくい)、頻尿(トイレに行く回数が多い)、尿失禁(トイレに間に合わず漏れてしまう)などの原因となり、夜間の睡眠が妨げられ、ちょっとした外出もはばかられるなど、高齢男性にとって大変悩ましい病気です。受診された患者さんには、排尿の状態を簡単な検査で評価し、薬の内服による治療や、手術による治療などについてご説明します。薬を使った治療(薬物療法)は、尿の通り道の抵抗を少なくし、排尿をスムーズにする薬(α交感神経遮断剤)をはじめ、前立腺を縮小させる効果のあるホルモン治療薬(5α還元酵素阻害剤)や、副作用の心配の少ない生薬や漢方薬などを使用します。前立腺が大きく、これらの薬物療法で十分な効果が得られない場合は、お腹を切らない内視鏡手術による治療を検討します。当院では、腫大した肥大症の組織を内視鏡ではがすようにして取る内視鏡手術(経尿道的前立腺核出術、TUEB)をこれまで数多くの患者さんにおこなってまいりました。2013年からは最新のレーザー器機が当科に導入されたことにともない、経尿道的前立腺レーザー核出術HoLEP:ホーレップ)という手術方法を提供しています。このHoLEP(ホーレップ)は、従来から広く行われている手術方法(TURP)と比較して、手術中や手術後の出血が少ないなど多くの利点があります。当科でのHoLEP施行件数は大阪府下の病院でベスト3に入り、入院は最も短期間である結果が出ております。

尿路結石、腎結石

突然生じる非常に強い痛みが特徴で、どの患者さんも、一日でも早く結石が無くなって欲しいと望んでおられます。
小さな結石(およそ直径5mm以下)に対しては、まずは痛みを和らげる薬(鎮痛剤)や、石を出やすくする薬(排石促進剤)などの投与により、尿とともに自然に結石が排出されることを期待します。一方、早期の結石除去を希望される方には体外衝撃波結石破砕術(ESWL)による結石の破砕を考慮します。当科における体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は平成28年度をもって終了となったため、これによる治療を希望される方は他の病院に紹介させていただきます。
大きな結石や、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)での治療が困難と考えられる場合は、内視鏡手術による結石摘出について相談させていただきます。内視鏡手術においては、ホルミウムレーザーを使って、より安全かつ確実に結石を破砕します。

女性泌尿器科疾患

くしゃみや咳をしたら尿が漏れること(腹圧性尿失禁)や、陰部からなにかとび出している(膀胱瘤、子宮脱)など、かつては恥ずかしい、といった理由によりなかなか病院を訪れることのなかった、これらの症状を訴える女性が受診される機会が増えてきています。薬を使った治療などで効果が少ない場合は、手術による治療がおこなえる専門施設に紹介いたします。

その他

高度の排尿障害を持つ方に対する在宅自己導尿指導や、尿道カテーテル管理、尿路変向術に伴う尿路ストーマ管理など、看護師と協力してきめ細かく対応できるよう努めています。

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患者の皆さまへメッセージ

おしっこのトラブルには病気が関わっていることがあります。泌尿器科を受診し、生活の質の向上を図りましょう。

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診療担当・日時

 
午前 D-7
-
予約外来
予約外来
村上
交代制
予約外来
池田
D-8
駒井・高安
池田
-
村上
午後  
(手術)
(検査)
(検査)
(手術)
(検査)

→休診・代診のお知らせ

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診療実績

手術実績
  平成
24年度
平成
25年度
平成
26年度
平成
27年度
平成
28年度
前立腺がん 腹腔鏡下前立腺全摘除術 19 15 10 11 10
経直腸前立腺針生検 105 103 113 116 106
腎がん 腹腔鏡下腎摘除術 6 3 5 5 2
根治的腎摘除術(開放手術) 3 1 1 1 2
腎部分切除術(開放手術) 2 2 4 4 2
腎盂尿管がん 腹腔鏡下腎尿管全摘除術 6 8 4 9 7
腎尿管全摘除術(開放手術) 1 2 1 1 1
膀胱がん 根治的膀胱全摘除術 3 2 4 6 2
腹腔鏡下膀胱全摘除術         3
経尿道的膀胱腫瘍切除術
(TUR-Bt)
67 65 77 90 92
その他の疾患に対する腹腔鏡下手術 3 2 1 1 3
前立腺肥大症 経尿道的前立腺レーザー核出術(HoLEP) 44 53 50 48 39
腎結石・尿管結石 経尿道的結石砕石術
(TUL)
37 43 44 42 57
経皮的結石砕石術
(PNL)
4 2 4 3 6

臨床試験について

→実施中の臨床試験

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スタッフ紹介

photo 部長 河  源
[学位等]
関西医科大学医学部卒
[専門医・認定医]
日本泌尿器科学会(専門医・指導医)/
日本泌尿器内視鏡学会(泌尿器腹腔鏡技術認定医・代議員)/
日本メンズヘルス医学会(評議員)/
日本がん治療認定医機構 暫定教育医/
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
photo 医員 池田 純一
[学位等]
関西医科大学医学部卒
[専門医・認定医]
日本泌尿器科学会(専門医)
photo 医員 村上 彰悟
[学位等]
関西医科大学医学部卒

 

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